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ものっそい久しぶりのエントリー。
最近感じていることを言葉に落としておこうかと。

ちょっとした人間観察日記と思考実験。

最近、僕はお仕事で若手プランナーと接する機会がとても多い。育成のお仕事もしているので、僕の経験や考えかたを何かしら少しでも伝えられればという思いでいる。

とは言え「育てる」「育む」というのは一朝一夕ではいかない。これはこれでとても難しいし、だからこそ自分自身でもチャレンジだと思うし、日々学びを感じている。

そんな中、他の子に比べても成長に課題のある子も少なくはない。

眼前の事象にばかりとらわれて、全体が見えていない子。物事の重要性や意味を考えず、手慰みで手を動かしてしまう子。言ったことをすぐ忘れる子。やるべき時に逃げてしまう子。人の不満ばかり言う子。挨拶のできない子。

人間だから完璧な奴なんていないのは分かってる。それぞれに個性があるのも分かってる。だからこそ、僕は画一的な伝えかたやアドバイスはせず、「あなたとわたし」っていう方法、というか、姿勢で一人一人と話をするようにしている。相手は「一人の人間」だからだ。

で、そんな中で一つ気付いたことを思考実験的にメモしておく。

仕事をすることに関して、当然ながら同じ職種でも、経験などの「差」が物理的にある。一年目のプランナーと十年目のプランナーで目線や実力が違うのは当たり前だ。

かと言って、年数を重ねればみんなが同じところに辿り着けるわけではない。そこはやっぱり本人の性格や、何を目指しているか?などが人によっても違うので、そのせいでどんどん「周りとの差」が出てしまう。

もしも気付かないうちに悪いほうに転んだ場合、それをそのまま放っておくと、「何年経っても相変わらずできないやつ」になってしまう可能性さえある。

で、そう言った「差」が生まれてしまう理由の真相は「本人の心の差」だと思っている。それを5つの段階に分けてみる。

◆Phase1「気持ち」で仕事をする人
先ずは若いうちはこのタイプが多い。自分はこれがやりたい、やりたくない、この仕事は好き、これは苦手、納得が行かない。あの人は好き、あいつは嫌い。そうやって目の前の仕事を「自分本意」で決めてしまう。

当然ながらそういったやり方ではすぐに限界が来るので、「誰のために何をすべきか?」という目線に気付かない限り、成長がかなり早い段階で止まってしまうタイプは、ここから抜け出せていないのが原因だと考えている。

◆Phase2「理屈」で仕事をする人
主に「仕事は金のためにやっている」という割り切り型のタイプ。仕事を遂行するという意味では一見悪くないように見えるし、必要な範囲内での仕事はそつなくこなせるケースも多いが、そういった人は得手不得手や損得感情で物事を考えすぎる傾向にある。客観的というよりも、ドライ。

その結果、自分の現在の実力の範囲内でなるべく楽をしようとする傾向にあり、やはり成長速度という観点からは限界がどこかで来てしまう。一見、理にかなっているように見えて、判断基準が近視眼的なのもこのタイプには多い。そのため、良いほうに進めたとしても「優秀な作業者」で止まってしまう。「自分は仕事ができる」と感違いするのもこのタイプには多い。

◆Phase3「情熱」で仕事をする人
成長意欲や積極性、やる気があるという点では前述したタイプよりも遥かに良いが、「その情熱は誰のために必要なのか?」がスッポ抜けていると、単に何も考えずに走っている、悪く言えば空回ってしまう人も多い。

「今自分は何のために、どこに向かって走っているのか?」ということを「客観的に見る目線」が育たない限り、やはりどこかで成長が止まってしまうのもこのタイプには多い。また、ベクトルが狂っている場合は妙にスノッブな人物像が出来てしまい、周りからは「扱いづらい奴」という評価を貰ってしまい、煙たがられる人もここに当てはまると考える。パートリードぐらいまでは行けるが、リーダーには向かない。

◆Phase4「魂」で仕事をする人
何が大事なのかは分かってる。誰のためかも分かってる。みんなの力も必要だし、それなりの謙虚さも持ち合わせている。仕事屋としては、ここまで来れば周りからの評価や信頼も得られている。

自分で言うのもなんだが、僕は今ここにいる、はず。ゲームプランナーという仕事は、ただ単にゲームの企画を考えるだけではなく、仲間と一緒にゴールへ向かうためのリードをすることや、そういったチームワークを生み出すための先導者でなければならない。

そう言った点で、実力だけではなく、人間性なども含めて「周りからの信頼」を得られてこそ、ようやくゲームプランナーだと言える。

僕の個人的なポリシーとしては、この「魂で仕事をできているかどうか?」で、プランナーとしての実力をある程度は見極められると考えている。

◆Phase5「愛」で仕事をする人
これはまだ僕の知らない世界。見返りを求めない、無償の愛。自分が幸せになることよりも、周りが幸せになることを第一に掲げ、仕事におけるすべての選択がそこを基準に決められている。

魂との違いは、ともすれば魂タイプは向かう先の阻害要因を排他的に考えてしまい、不要なもの、邪魔なものという判断をする危険性がまだ少し残っている状態。今の自分にも時々この感覚がある。

だからこそ愛で仕事をする人は、たとえば人を叱る時でも単なる叱責ではなく、その人の成長や幸せを願って、心から叱る。態度は怒っているように見えて、それも愛だと思う。

このタイプはもはや仕事屋という以前に「人間力」が圧倒的に高いので、誰からも信頼、支持される。真のリーダーにはこの力が必要なんだと思うし、そこを無くしては誰も幸せにならないことを分かっている。

以上。

あくまでも僕なりの「仕事マインド説」なので、もしかしたら見当違いな考えかたかもしれない。とは言えこの視点で言えば、現状の僕は今後「愛で仕事ができる人間になれるか?」が課題であり、自身の成長を欲している以上は、学んでいかなければならないと思っています。

仕事で「最近の自分、成長が止まってるな。」と感じている人は、一回上の説明で「今の自分」がどこに立っていて、普段何を意識して仕事をしているのかを確認してみるのも面白いかもです。ちなみにこれは役職や給料、もっと言えば「なりたい自分」にも、大きく影響しているはずです。おしまひ。